Concept
立地条件は御影駅からほど近いが2階にあるため、路面店と比較すると店前を通った際の入りやすさという点で普通に計画すると劣ってしまいます。
道路からの見上げによるアピール、2階へあがってきた際に開口部から覗くイメージづくり、店内の楽しそうで賑わいあふれるイメージづくりが必要となってきます。
そこで今回の計画ではフレンチに必須であるワイン。
その木箱を店内を彩るマテリアルの一つとして、また御客様が感じる店のストーリーの中心として提案しました。
ワイン木箱はインテリアとしてとても人気があり、表情に温かみがあり、どこかワインの生産地であるフランスの田舎の風景を思い浮かばせます。
ワイン木箱を用い厨房を縁取る飾り棚としたり、壁としたりすることで温かさと同時に楽しそうな印象や賑わいを演出します。
またワイン木箱から色々なワインが取り出されるストーリを作りました。
道路から見上げた際に直接的にワインボトルが見えるようにディスプレイしたり、ワインボトルのかたちをした照明器具がキラキラと光り輝くことで道路面から見たときのアイキャッチとしました。
ワイン木箱から語られ作り上げられるフレンチレストラン。
フレンチレストランらしいストーリーの中で出される温かいお皿の数々が、御影の街に親しまれるアットホームな存在のお店となります。
Data